2008/07/23

トレイルを走るライダーへ

僕は富士見パノラマをホームコースとしてますが、当然トレイルも走ります。
ここで言うトレイルとは、いわゆる普通の山の中のことです。
そして、このトレイルというのは、日本全国、どこへ行っても基本的にはその土地の所有者がいるわけで、言ってみれば許可無しに走っている場合がほとんどだと思います。
僕はこのトレイルの走行に関して、今後も慎重に考えるべきだと思っています。
「走らせてもらう」という気持ちは当然で、ゴミの持ち帰りやローインパクトな走りなど、心がけなくてはいけないマナーがたくさんあります。
これら全てを満たしたとしても、無許可での使用には変わりありませんから、何か起きた時には使用者全員が全ての責任を負わなくてはなりません。

そしてこのことは、最近富士見パノラマ周辺でも問題になってきました。
先日近隣の地主の方が、パノラマに来られて「お宅の客が勝手に走っている」との苦情をいただいたらしい。
パノラマのゴンドラで上がり、近くの山中を下って楽しんでいる方が結構いるようで、地主からすれば「パノラマの客」となるわけだ。パノラマ側としてはこれらの客をコントロールする術はなく、当然そのような利用目的としてゴンドラを運行しているわけではない。

パノラマはスキー場内でのダウンヒルコース運営をメインとしていますが、山頂付近の一般道の走行も楽しめるようにと、看板の設置依頼など、営林署などの近隣にも理解を得られるよう働きかけています。ここで問題があっては地道な努力も無駄となってしまいます。

もしここを見ている方で、パノラマ周辺を無断で走行しているライダーがいたら、絶対にやめていただきたい。先に問題が起きてからでは後々許可なんて得られないと思うし、パノラマにとっても迷惑な話である。

このような意識の低さから来る問題の解決は時間がかかるし、継続的に注意を促す必要がある。
もしあなたがトレイルを愛するライダーなら、もう少し考えて走ってみてください。
ライダーの一人として、よろしくお願いします。

たのしいやまみち
 
© 2015 Takashi Tsukamoto.